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助動詞

助動詞 (言語学)などの文法的機能を担い、意味を担う本動詞と共に用いる。
不定詞を後置する場合  助動詞には直後に原形不定詞を置くものと to不定詞を置くものがある。 中でも、可能・義務・予定など、話者の意思を表すものは法助動詞 (modal auxiliary) と呼ばれ、助動詞の中でも使用の頻度が高い。  
法助動詞の  can, will, shall, may, must, need  古英語・中英語期に、一般動詞として使用されてきたものが転じて助動詞となったものがある(  can < cunnan 「〜できる」)。 must を除く法助動詞は過去形を持ち、本動詞の代わりに語形変化をして過去時制を表す。  
  Once I ''could'' swim very well.「私はかつて、上手く泳げた。 」  英語には元来、未来時制は存在しないが、will, shall, be going to を用いることによって未来を表せる。
分詞を後置する場合  分詞を後置する助動詞には have, be があり、各々過去分詞・現在分詞と結びついて完了相・進行相を形成する。 この場合、have, be は主語の人称・数・時制に対応して一般動詞の場合と同様の語形変化をする。
疑問文否定文の形成 
助動詞が無い文の場合 : 助動詞が無い肯定文を、疑問文・否定文にするには、助動詞 do を用いる。 その場合の do は主語の人称・数・時制に対応して語形変化する。 その際の語順は、疑問文の場合、「助動詞 do - 主語 - 本動詞」となる。  :
  Do you swim? 「あなたは泳ぎますか?」 :
  Does he swim? 「彼は泳ぎますか?」 :
  Did you swim? 「あなたは泳ぎましたか?」 : ただし be 動詞と、古風なイギリス英語における所有を表す have は do を使わずに主語と倒置させて疑問文を作る。  :
  Are you a swimmer? 「あなたは泳者ですか?」 :
  Have you a pen? 「ペンを持っていますか?」(古風なイギリス英語のみ。 ただし具体的な「所有」の場合に限る。 形質を表す場合、例えば "Has he blue eyes?" とは言わない) : 否定文の語順は「主語 - 助動詞 do - 副詞 not - 本動詞」となる。 一般に do と not が縮約して don't になる。 疑問文と同様、be と古風なイギリス英語における have は、do を用いない。  :
  I do not swim. 「私は泳ぎません。 」 :
  He does not swim. 「彼は泳ぎません。 」 :
  You did not swim. 「あなたは泳ぎませんでした。 」 :
  I am not a swimmer. 「私は泳者ではありません。 」 :
  I have not any money. 「私はお金をまったく持っていません。 」(古風なイギリス英語のみ) 
助動詞がある文の場合 : 助動詞がある肯定文を、疑問文にするには、助動詞を主語の直前に置き、語順を「助動詞 - 主語 - 本動詞」にする。  :
  Can you swim? 「あなたは泳げますか?」 :
  Are you swimming? 「あなたは泳いでいるのですか?」 : また、助動詞の直後に副詞 not を置くことにより否定文を形成する。 am と may を除き、n't を含む縮約形がある。 ただし、口語表現ではmayn'tという形は存在し、また失礼な表現ではある物のam not→ain'tという表現がある。  :
  I will not swim. 「私は泳ぎません。 」 :
  I am not swimming. 「私は泳いでいません。 」 
疑問否定文の形成 : 否定文をさらに疑問文にするには、助動詞を主語の前に移動する。 この時、n't を含む縮約形は1語と見なす。  :
  Don't you swim? 「あなたは泳がないのですか?」 :
  Aren't you a swimmer? 「あなたは泳者ではないのですか?」 : 硬い表現では縮約形を使わないが、この時、not は元の位置に留まる。 am と may は縮約形が無いので、必ずこの形式になる。  :
  Do you not swim? 「あなたは泳がないのですか?」 :
  Are you not a swimmer? 「あなたは泳者ではないのですか?」 
否定命令文の形成 : 動詞の種類にかかわらず don't (= do not) を文頭に置く。 (つまりbeを一般動詞と見なすということ。 これは命令文は法の種類でみると命令法に含まれるため)副詞の never を用いることもある。  :
  Don't swim. 「泳ぐな」 :
  Don't be surprised. 「驚くな」 :
  Never mind.「気にするな」 
付加疑問文の形成 : 助動詞と代名詞からなる 2 語の疑問文を文末に付加し、付加疑問文を形成する。 付加疑問文では、文中の動詞と同一の時制、相をとる。 なお、先行する文が肯定文の場合は付加疑問文は否定文となり、先行する文が否定文の場合は付加疑問文が肯定文となる。 つまり、先行文と肯定・否定の関係を逆転させる。  :
  He will study English, ''won't he?'' 「彼は英語を勉強しますね?」 :
  He is studying English, ''isn't he?'' 「彼は英語を勉強していますね?」 :
  He won't study English, ''will he?'' 「彼は英語を勉強しませんね?」 :
  He isn't studying English, ''is he?'' 「彼は英語を勉強していませんね?」 : このとき、硬い表現での付加否定疑問文では、上記の通り助動詞+主語+notの語順となる。 よってIを主語とした文では、〜,am I not?となるわけであるが、堅すぎるとして、口語においては〜,don't you think?等と言い換えることがある。  
動詞の強調  助動詞 do を本動詞の前に置いて動詞を強調する。  
  I do swim. 「(泳がないなんてことはありません)本当に泳ぎます」  この用法は平叙文では be 動詞に使えないが、命令文では使える。  
  Do be prepared. 「しっかり準備しておいてください。 」 
疑問文に対する回答で元の動詞を代表する  この用法の do は特に「代動詞」と呼ばれることがある。  
  Do you swim? Yes, I do. 「あなたは泳がないのですか?」 「はい、泳ぎます。 」 
  Can't you swim? Yes, I can. 「あなたは泳げないのですか?」 「泳げます。 」  日本語と違い、疑問が肯定的であるか否定的であるかに関わらず、回答が肯定文ならば yes、否定文ならば no で答える(日本語の場合の回答の「はい」「いいえ」は質問者の考えの正否を答えている)。
二重否定  正式な英語では二重否定 (言語学)は(その論理のとおりに)肯定を意味する。 しかし、必ずしも肯定的な意味を示すわけではない。 たとえば、話者が積極的に肯定するわけではないとき、 
Their plan wasn't unsuccessful.(彼らの計画は失敗だったわけではない)とすることがある。   無教養な話者の会話では否定の強調に使われることもある。 一般に二重否定を用いることは好ましくないとされている。  
例:I dunno nothin'. 「わっしゃぁ、なんもしらねぇ。 (dunno = don't know)」  [前ページ]/[次ページ]

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